松本人志さんが昔ラジオで
「自分が見ている視野内の世界のその他はもしかしたら存在してないのかもしれないと考えたことがある。」というような事を言っていた。
なんかわかる。私が今観ている物以外は消えているのでは!?と・・・。
だから後ろなんか真っ白よね。…まぁ違うんだけどさ笑
自分が独り存在しているだけで後は付属のような感覚。
でも生きているうちは全然そんなことなくて。
沢山の人達のお陰で自分が成り立っている。
自分の物語、という人生の中で名脇役や裏主役なんかもきっと解っていないだけで存在しているのだろうな。
これからも。
この『こねこのおはなしではない おはなし』は
?と思うだろう。私もそうだ。じゃぁなんの話だ??
表紙にはしっかり子猫が描かれている。子猫の話じゃないか、そう思うと思う。
まぁ結果的には子猫の話なのだが(爆)
子猫の話ではないのだよ。難しいけど。
…ただ、子猫の話じゃないのね!?って言われると
いやぁまぁ子猫の話ではあるんだけど・・・。
かといって“子猫の話”ってわけじゃないんだよね・・・。
このくだり、もうやめます。ごめんね。
久しぶりに大人に是非読んでほしい一冊が増えました。
きっと子どもではまだ根本的な話の奥を理解できないと思うから
まずは大人のあなた!
読んで観てほしい。こんな味わい深い本を。
今のところピカイチかも(*^^*)
もし、コレを読んで誰かにオススメするとき、きっとあなたも
「これね、こねこのおはなしではない おはなしなんだけど、子猫のお話なの。子猫の話ではないんだけどね。」と言ってるに違いない。
こねこ ☆☆☆☆
ではない話 ☆☆☆☆
味わい深さ ☆☆☆☆☆
【こねこのはなしではない おはなし】
作 ランドール・ド・セーヴ
絵 カーソン・エリス
訳 石津 ちひろ