最近ゴミ箱が欲しくなって買いに行った。
丸い筒状が多いよなぁと感じながら
とはいえ、あまり深く考えることなく気に入った筒状のゴミ箱を手にした。
しかし注意深く見てみると長方形のゴミ箱が奥の方に陳列されているではないか。
“!?
そうだよね!?よくよく考えたら、家の壁は平らだからフィットさせたいのなら四角じゃないか!!”
そう思って手にしていたゴミ箱は元の場所へ、そして長方形のゴミ箱を新たに手にした。
『選んだのは四角でした。』
お茶のCMのようなセリフが出たが、まさにこれだと思えたため、購入した。
この絵本はどんな丸いものも四角形の箱を通るとかっくんこ(四角)に変えていくお話。
“かっくんこ”という響きが可愛らしい。
丸いものを通す作業員のような小人がいるがあまり触れられていない。
名前もない。よし、つけるか。
シカちゃんとカクくんだ。
ちなみに子どもの命名は、カッくんとシーちゃんだった。
…ふぅ。センスはまだまだ負けてないな。
形が変わることを大人は頭で想像ができてしまうが、きっと子どもはどんな見た目になるのかとてもわくわくするのではと思う。
「変なの〰️」と笑うか「こうなるんだぁ」などの発見に違いない。
どう感じるのかが私はわくわくする。
“形”に着目した絵本は想像力を掻き立てる。物語ももちろん大切だが、この絵本のような、少し頭の体操ができる絵本もとても素敵だ。
また、表紙の裏の1ページと最後のページを是非見ていただきたい。
存在する丸いものが四角形に変えられている。
「これが四角になったら…こうなっちゃうよ〰️」などと話しながら見比べてほしい。
そう思うとこの世の丸いものはやはり丸くてありがたくて、四角形のものは四角形でありがたいと感じた。
ボールが四角だと蹴りづらくなるし、
壁が平らなら四角いゴミ箱の方がフィットする。
可愛さ ☆☆☆☆
易しさ ☆☆☆☆
ワクワクさ ☆☆☆☆☆
【かっくんこ】
林 よしえ